大貫卓也展「ヒロシマ」印刷物製版協力
平素よりアールプロセス株式会社のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
このたび、関係各所のご許可をいただき、弊社が携わった製版事例としてご紹介できることになりました。


弊社は、グラフィックデザイナー・大貫卓也氏の個展「ヒロシマ」(2022年7月、主催・株式会社リクルートホールディングス、会場・クリエイションギャラリーG8)にて使用されたB全ポスターをはじめ、フライヤー・封筒・インビテーションなど一連の印刷物の製版に携わりました。本展は、大貫氏の「ヒロシマ・アピールズ 2021」が第24回亀倉雄策賞を受賞したことを記念して開催されたものです。
「ヒロシマ・アピールズ」は、1983年に故・亀倉雄策氏の作品を第1回として始まった平和啓発ポスタープロジェクトです。日本を代表するグラフィックデザイナーたちがボランティアで制作に参加してきたこの活動は、広島市長への贈呈にとどまらず、海外の首脳会談や教皇訪問の場においても平和の意志を伝え続けてきました。大貫氏の作品はその高い芸術性と社会的メッセージ性が評価され、亀倉雄策賞の受賞へとつながりました。
このフライヤーの裏面の印刷には、通常のプロセス4色印刷に加えニスと、作品の核心である「黒」の深みと重さを表現するために通常インキよりも濃度の高い特殊な墨を使用。表面にはこの特殊な墨を2度刷りし、PANTONEクールグレイによる特色指定、メジウムを用いた表面加工を組み合わせ、印刷に奥行きをもたせました。また、白抜き文字部分では墨の2度刷りによって版ズレが生じやすくなるため、トラッピング処理を施すことで精度の高い仕上がりを実現しています。大貫氏との綿密なやりとりと校正を重ね、弊社の技術を尽くした一作となりました。
こだわりのモノクロ表現もご用命はアールプロセスまでぜひお問い合わせください。
